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 核の被害がふたたび起きないことを願って、ここにプレートを作りました――。施設の解体が進む旧築地市場(東京都中央区)を囲む工事用フェンスに、1枚のプレートが取り付けられている。65年前、水爆実験で放射能を浴びた「原爆マグロ」が築地に入荷されたことを伝えるものだが、市場の解体工事後の行き先は決まっていない。

 昨年10月に閉場した築地市場。工事の業者や通行人らが縦42センチ、横52センチの金属製プレートの前を足早に通り過ぎていく。

 「全国では850隻余りの漁船から460トン近くの汚染した魚が見つかり、(略)魚の消費が大きく落ち込みました」

 プレートが伝える「第五福竜丸事件」は1954年3月に起きた。ビキニ環礁で米国の水爆実験に遭遇した漁船「第五福竜丸」のマグロなどの一部が築地市場に届いた。検査で放射能が検出され、「まさにパニックだった」。当時都職員で場内の衛生担当だった足達卓治さん(92)は振り返る。

 当時、原爆と水爆の区別がつか…

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