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 奈良市大安寺2丁目の大安寺で23日、「がん封じ笹(ささ)酒まつり」があった。参拝者らは青竹の筒に入れて温めた「笹酒」を飲み、健康と長寿を願った。

 奈良時代に即位した光仁天皇が、境内の竹に酒を入れて飲み、長生きしたという故事に由来。命日とされるこの日に毎年催される。

 酒は、長さ約1メートルの青竹の筒に入れ、たき火で温めたもの。「笹娘」と呼ばれる市内の専門学生が、参拝者の竹の器に注いだ。あたりに酒の甘い香りが漂う中、顔を赤らめる人や、何杯もおかわりをする人の姿もあった。未成年や車の運転者には、笹水が振る舞われた。

 生駒市の男性(47)は「ほのかに竹の香りがついていておいしい。健康ですごせたらうれしいです」と顔をほころばせた。(佐藤栞)