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 23日午前4時すぎ、大阪府高槻市八丁西町地区の配水管工事の際、関西電力のケーブルが誤って切断されたことにより、JR高槻駅周辺の病院や商業施設などが停電した。関電によると、全面復旧の見通しはたっていないという。

 市水道部によると、市の委託業者が同駅の北西約500メートル周辺の道路で、上水道の配水管を敷設するため掘削していた際、地中にある関電の2万ボルトの高圧線を誤って切断したという。

 関西電力によると、停電しているのはいずれも高圧の電気を使う大規模施設で、関電は発電機車を用意するなど応急的な送電を検討している。一般家庭への影響はないという。

 停電している施設には影響が広がっている。

 大阪医科大学付属病院(同市大学町)は外来診療を中止し、救急の受け入れも見合わせている。非常用電源で医療器具は使えるが、緊急性の低い手術は中止するという。暖房が使えないため、約800人の入院患者には毛布を配るなどして対応している。広報の担当者は「復旧の見通しが分からないためやきもきしている。一刻も早く停電を解消してもらいたい」。

 JR高槻駅前の複合商業施設「グリーンプラザたかつき」に入る松坂屋高槻店(同市紺屋町)は開店を見合わせている。女性職員によると、停電で内線電話が使えない状況という。

 第一三共プロファーマ高槻工場(同市明田町)によると、23日午前11時現在、停電で一部製造ラインが止まるなどの影響が出ているとみられ、状況を調査中だという。一方、東レフィルム加工高槻事業所(同市桜町)は関電の応急処置が終わったことを受け、操業を再開したという。