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 東京都は23日、旧築地市場跡地(東京都中央区)の活用策として、「まちづくり方針」の素案を公表した。跡地の23ヘクタールを四つのゾーンに分けて開発し、浜離宮恩賜(おんし)庭園側に国際会議場・展示場(MICE)を整備する考えを示した。

 跡地は、来年の東京五輪・パラリンピックでは選手らの輸送拠点として使われる。大会後の活用方法が未定だったが、都は23日から素案に対する市民の意見を募ったうえで、3月中に方針を固める予定だ。

 素案で示された四つのゾーンごとのイメージでは、「おもてなしゾーン」で国際競争力の向上に向けたMICEや高級ホテルを整備し、「交流促進ゾーン」では大規模集客・交流施設や研究開発施設の整備を想定。ほかに水辺にレストラン、晴海通り側に交通ターミナルを整備する考え方を示した。周辺の築地場外市場や築地本願寺などとも行き来しやすいよう案内板も充実させ、観光客を呼び込みたいとしている。

 跡地は都有地で、都は売却せずに民間事業者に長期で貸し出す方針。ゾーンごとに開発時期を分け、段階的に整備する進め方も打ち出しており、早ければ2020年ごろから事業者を募集するという。小池百合子知事はこの日の幹部会議で「東京の活力の向上に大きく寄与する、国際的な交流拠点となるよう進めていきたい」と話した。