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 統一地方選にあわせた大阪府知事と大阪市長の出直し選が、現実味を帯びてきた。両ポストを握る大阪維新の会がめざす大阪都構想案の早期とりまとめが、難しい情勢になってきたためだ。カギを握る公明党は自民党などの思惑通りに「反維新色」を強めており、落としどころが見えなくなりつつある。

 大阪府の松井一郎知事(維新代表)と大阪市の吉村洋文市長(同政調会長)は、都構想の是非を問う住民投票の早期実施に公明が応じない場合、任期途中で辞職して統一選と同日の出直し選に臨む構え。府、市両議会で過半数に満たない維新に公明が協力するかが焦点で、駆け引きの舞台は都構想の具体案を検討する法定協議会だ。

 「動議! 動議!」

 23日午前、大阪市役所で開かれた法定協。冒頭、公明の八重樫善幸府議団幹事長が手を挙げ、動議を提案した。八重樫氏は、この日の法定協が今井豊会長(維新幹事長)の職権で開催されたことを「独断で一方的に開催が通知されるような異常事態。断固抗議する」と批判。同日の議論を打ち切るよう訴えた。

 都構想に反対する自民、共産両党も公明に足並みをそろえ、動議の即時採決を要求。今井会長は「いたずらに(協議を)遅延させるもので、動議の適格性を欠く」と拒否し、議論の継続を主張した。「採決せえよ」「ええかげんにせえや」と怒号が飛び交った末、法定協は散会した。

 終了後、松井氏は記者団に「議論をさせない。止める。党利党略というより私利私欲だ」と公明などの対応を痛烈に批判。維新がめざしている統一選前の3月中の都構想案とりまとめについて、こう漏らした。「非常に厳しい」

維新と公明はどうして歩み寄れないのか。知事と市長が同時に辞めるダブル出直し選は避けられないのか。バトルの背景には、自民も加わった「三角関係」があります。

 早期の都構想案とりまとめに向…

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