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 伏見区役所醍醐支所で金庫内の生活保護費19万6千円がなくなった問題で、ほかに5区役所と1支所でも、ずさんな公金管理をしていたことがわかった。緊急用の生活保護費が実際あるかを確かめないまま、毎月の会計処理をしていた。市が23日、議会の常任委員会で報告した。いずれも紛失金はなかったという。

 市生活福祉課によると、醍醐支所の問題後に緊急点検し、上京、左京、中京、山科、西京の5区役所と西京区役所洛西支所で点検不足が明らかになった。上京区役所は今年度、一度も点検していなかった。

 醍醐支所では、金庫を鍵とダイヤル錠で二重に施錠できたにもかかわらず、ダイヤル錠を使っていなかったことも判明。チェック表にも緊急用の生活保護費を点検した日を記していないため、最後に現金を確認した日もわかっていない。現金は見つからないままで、市は今月11日、山科署に窃盗容疑で被害届を出した。

 市内では2016年度以降、緊急用の生活保護費は2回しか使われていない。市は今月末で廃止することにした。(本多由佳)