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 昨年10月に横浜市南区で予定されていた講演会について、担当の区職員が会場の予約を取り忘れたミスを隠すため、「講演者の体調不良により中止する」とうその発表をしていたことが23日、わかった。同区が発表した。

 この講演会は10月29日開催予定の人権啓発講演会。市在住のパラリンピアンの女性が講演予定だった。7月に区側と合意したが、9月になって区担当者の20代の女性職員が、会場の南公会堂の予約が取れていないことに気づいたという。女性職員は講演者側と交渉して11月19日に延期する約束を取り付けた一方で、区の上司らに相談せず、10月29日当日に「体調不良で講演できない」と講演者側から連絡があったと報告。区が、ホームページに中止を掲載した。

 講演者側には、11月19日当日に「こちらの都合でキャンセルしたい」と連絡。2日後、講演者側の弁護士から区に問い合わせがあり、女性職員が虚偽の報告を続けていたことが判明したという。

 区によると、女性職員は「準備している中、言い出せなくなってしまった」と話しており、今後、処分も検討するという。(木下こゆる)