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 東京都は23日、上野動物園(台東区)内のモノレールの運行を11月から休止すると発表した。国内最古、国内最短のモノレールで、老朽化が進んでいるうえ、新車両の更新に多額の費用が必要で、時間も3年ほどかかる見通し。都はモノレールの運行を再開するか、別の交通手段に変えるか検討する。

 モノレールの営業開始は1957年12月。定員62人の2両編成で東園と西園の間の331メートルを1分半で結び、年約100万人を運んでいる。いまの車両は4代目で、2001年度から運行。1本のアームでレールにぶら下がる国内唯一の特殊な車両で、車体のひずみが出やすいという。昨年末の定期検査で、劣化が進んでいることを確認。新車両の製造に2両で計約18億円かかり、運行を続けるには、将来的にさらに電気系統の更新などで10億円以上の経費が必要という。

 11月以降、都は暫定的に園内で電気自動車などを無料で走らせる方針。(西村奈緒美)