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 前橋市天川大島町3丁目の特別養護老人ホーム「えいめい」(入所者78人、職員92人)で、入所者35人がインフルエンザに集団感染し、うち83~98歳の男女5人が22日までに死亡した。市が23日発表した。

 市によると、5人は15日から22日に死亡。いずれも死因は老衰や肺炎の疑いなどとされたが、死亡前にインフルエンザA型の感染が確認されていた。市保健所は「直接的な死因ではないものの、インフルエンザとの関連は否定できない」としている。

 この特養ホームでは10日に入所者3人が発症し、亡くなった5人を含む計35人が17日までに相次いで発症した。23日現在、重症者も含め3人が医療機関に入院している。ほかに4人が療養中で、23人は回復したという。18日以降の発症は確認されていない。15日に報告を受けた市は17、18日に立ち入り調査と消毒の徹底などの指導をした。

 施設は社会福祉法人「清水の会」が運営。10日から面会制限やショートステイの受け入れ中止などの対策をとったという。入所者と職員は昨年11月に全員が予防接種を受けていた。インフルエンザ治療薬の予防投与は職員が14日から、未感染の入所者は16日からだった。施設長は「対策が結果的に遅くなり、申し訳ない」と話した。(加藤修)