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 第160回芥川賞は上田岳弘さんの「ニムロッド」(群像12月号)と町屋良平さんの「1R1分34秒」(新潮11月号)に決まった。上田さんに受賞のエッセーを寄せてもらった。

うえだ・たかひろ
1979年兵庫県明石市生まれ。2013年「太陽」で新潮新人賞を受けてデビュー。15年「私の恋人」で三島賞。18年「塔と重力」で芸術選奨文部科学大臣賞。

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 僕のデビュー作は、雑誌「新潮」の新潮新人賞受賞作「太陽」ということになる。それが第27回三島由紀夫賞の候補になった。デビュー作なのだから、もちろんデビューする前から取り組んでいた作品で、始めから終わりまで不思議な万能感に満たされながら書いていた記憶がある。そんな気持ちでいたものだから、当然のごとく受賞するものと信じていた。しかし、結果は落選だった。

 僕は激怒した。先日漫才コンテ…

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