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 東北管内で唯一の女性刑務所である福島刑務支所の昼食の様子を見た後、受刑者の生活の場に案内してもらった。

 受刑者の部屋は、かつては「独居」「雑居」と呼ばれたが、今は「単独室」「共同室」と呼ぶ。

 空き部屋の撮影が許可された。畳の部屋に洗面台やタンスが置かれ、テレビもある。夜2時間ほど、受刑者はどの番組を見てもいいという。

 共同室では5~6人が暮らす。仕切りで隠されて見えないが、室内にトイレがある。窓の鉄格子に、半円形の模様がデザインされていた。日の出をイメージしたものだという。支所幹部は「社会復帰に向け希望を持ってもらえるように。そんな意味が込められていると聞いています」。

 冷暖房はない。受刑者の年齢や健康状態などを見て、刑務所側が必要と判断すれば、湯たんぽを配布しているという。

 この後、受刑者へのインタビューが許可された。

 高齢化への関心から事前に65歳以上への取材を希望し、取材を受けることに同意した受刑者と面会した。

 机とイスだけがある「調(しらべ)室」という狭い部屋で、白髪が交じったショートヘアの女性と向き合った。

 まず昼食の感想を尋ねた。

 「おいしく頂きました」

 食堂でペースト状の食事を食べていた女性だった。歯が悪いため、やわらかく調理してもらっているという。所内で好きなメニューは納豆や卵焼き。「嫌いなものって、あんまりありませんですから」。唯一、肉類だけが苦手だと話した。

 刑務所には窃盗罪で入っている。入所したのは1年ほど前で、2度目の服役だという。どのようなものを取ったのか尋ねた。

 「最初は、パンとか、おにぎり…

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