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 海上自衛隊の哨戒機が韓国海軍艦艇に対して低空で「威嚇飛行」をしたとして韓国国防省が批判している問題で、岩屋毅防衛相は25日午前、韓国が24日に公開した写真について「事実とは異なっている」と述べ、証拠にはならないとの考えを示した。閣議後、記者団の質問に答えた。

 韓国国防省は24日、哨戒機が「威嚇飛行」をしたとする場面の写真5枚を公開。このうちレーダーデータの画面とする写真は、高度約60~70メートル、距離約540メートルまで接近したことを示していると主張した。

 これに対し岩屋氏は「わが方はきちんと記録を残しているので、(韓国側の写真に)示された値は正確ではない」と反論。「国際法規や国内法等に照らして、少なくとも距離500メートル、高さ150メートル以上には近づかないことを保って今回も運航、運用している」と改めて強調した。

 菅義偉官房長官は25日午前の記者会見で、哨戒機は適切に飛行していたと報告を受けているとし、「写真を公表したことは遺憾であり、韓国側には冷静、かつ適切な対応を求めたい」と語った。(藤原慎一)