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 九州新幹線西九州ルートの久山(くやま)トンネル(長崎県諫早市貝津町―長崎市船石町)建設工事の影響で、近くの集落で川の水や湧水(ゆうすい)が減り、住民が田植えを諦めたり、池のコイが死んだりするなどの支障が生じている。建設を進める鉄道建設・運輸施設整備支援機構は工事との因果関係を認め、水源の開発に努めるが、必要な量を確保できる見通しは立っていない。

 影響が出ているのは、諫早市多良見町化屋(けや)の井樋ノ尾(いびお)、峠の両地区、長崎市船石町の平(ひら)地区など。いずれも井樋ノ尾岳のふもとで、今春に完成予定の久山トンネルから約1・5キロ内。機構の九州新幹線建設局(福岡市)は、川や井戸の水が減り始めた時期と掘削工事をしていた時期が一致することなどから、工事の影響と考えられるという。

 住民や両市、建設局によると、井樋ノ尾地区で農業用水などに使っていた井樋ノ尾川の水量が減っているのがわかったのは昨年2月ごろ。建設局は、代わりの水源として井戸を地区に2本掘ったが十分な量を得られず、地区に田をもつ6世帯のうち、3世帯が昨年の田植えを断念した。

 3反(約3千平方メートル)の…

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