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 大学入試センターは25日、今年のセンター試験の「倫理」で出題ミスがあったと発表した。近代以降の日本における家族や結婚のあり方について、「適当でないもの」を四つの選択肢から選ぶ問題で、「①高度経済成長期以前の日本では、親子だけでなく、祖父母や親族が一緒に暮らす大家族(拡大家族)が一般的な家族形態であった」を不正解としていたが、「この当時も核家族の構成が最も高かった」という指摘を受け、正解として扱う。この結果、正解は二つある。

 センターによると、北海道の高校教員から23日に「間違いでは」と指摘があったという。担当者は「教科書で点検したが、統計資料にまで当たっていなかった。点検をより厳格に行うよう努めたい」と話した。

 19日に試験があった倫理は、約2万2千人が受験した。この問題は当初、「②高度経済成長期以降の日本では、核家族が主要な家族形態として定着し、全世帯に占める核家族の割合は増加の一途をたどってきた」を正解としていた。配点は3点。

 センター試験での出題ミスは、2015年の「数学Ⅱ・数学B」と「世界史B」で、いずれも正解が二つあったケース以来。(増谷文生)