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 兵庫県・淡路島の淡路市では、養護老人ホーム「北淡(ほくだん)荘」(入所定員168人)で11~21日に、71~99歳の入所者7人が死亡した。入所者62人と職員12人の計74人がインフルエンザに集団感染していた。

 最初の死者が出た11日、県は感染拡大を防ぐため、未発症の人にも抗インフルエンザウイルス薬を予防投与するよう助言。だが、施設側は「職員への投与」と受け止め、入所者への投与が1週間遅れた。県は感染拡大の一因とみて検証している。

 淡路島では今月、ほかにも南あわじ市の特別養護老人ホーム「すいせんホーム」と「緑風館」で、それぞれ34人が感染し1人が死亡する集団感染があった。

 兵庫県のインフルエンザ患者数は、直近1週間(14~20日)の報告数が過去5年で最多に。県は30日に北淡荘の集団感染事案の教訓などを共有するため、自治体の担当者らを集めた緊急の連絡会議を開くという。

 前橋市の特別養護老人ホーム「えいめい」(入所者78人、職員92人)でも1月、入所者35人が集団感染し、83~98歳の男女5人が死亡した。市は「死因とインフルエンザとの関連は否定できない」。入所者と職員は全員、昨年11月に予防接種をしていたという。

 こうした事態を受け、厚生労働省は22日付で施設での対策を呼びかけた。高齢者は重症化しやすく、栄養状態への配慮などが欠かせないからだ。

 「どれだけ対策をしても、外部からウイルスを持ち込まれたら感染してしまう。拡大を防ぐのも肝心だ」。特別養護老人ホーム「フローラ石神井公園」(東京都練馬区)の担当者は言う。6年連続で感染者ゼロだったこともあるが、今季は3人が感染した。

 シーズン中は手洗いやうがい、集団生活を送る高校生以下の面会禁止を徹底。食堂には加湿器も置く。さらに、家族に感染者が出た職員は勤務を控えてもらっているという。

 教育の現場にも影響が出て…

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