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 南米大陸最高峰アコンカグア(標高6961メートル)の登頂とスキー滑降を目指し、断念したプロスキーヤー三浦雄一郎さん(86)が26日午前、成田空港に到着。同日午後、東京都内の事務所で報道陣向けの報告会を開いた。

 三浦さんがアコンカグアに挑んだのは、1985年に登頂し、スキーで滑って以来。心肺機能が衰え、不整脈を抱えるなか、スキー・モーグル元五輪代表の次男豪太さん(49)や国際山岳医の資格を持つ医師大城和恵さん(51)ら遠征隊のメンバーとともに山頂を目指した。

 今月2日に日本を出発。10日に標高約4200メートルのベースキャンプ(BC)に入り、酸素の薄い高所に徐々に体を慣らす高度順化を続けた。体力を温存して体への負担を減らすため、18日にヘリコプターで標高5580メートルまで上がり、そこから本格的な登山を始めた。

 だが、到着してテントを張っていた標高6千メートル地点で、血圧が高くなり、BCでは見られなかった不整脈が出始めた。大城さんは心停止を起こす恐れもあると判断。20日、ドクターストップとなり、下山した。

 三浦さんは24日に現地・アルゼンチンを出発した。26日午前に成田空港に到着し、豪太さん、大城さんとともに午後に報告会を開く予定。

 豪太さんら遠征隊のメンバーの一部は、21日に登頂を果たし、豪太さんは斜面の一部をスキーで滑った。