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 生活保護受給者の診療をしたと偽って診療報酬約24万円をだまし取ったとして、福岡県警は25日、福岡市中央区大名2丁目「いのうえクリニック」院長で医師の井上勉(61)、指定暴力団山口組系組員の木下優(33)の両容疑者ら計5人を詐欺の疑いで逮捕し、発表した。認否は明らかにしていない。

 他に逮捕されたのは、クリニック事務長の宮内真二(50)と会社役員の上野隆義(28)、無職の笹野直子(55)の3容疑者。

 県警によると、井上容疑者らは昨年6~8月、生活保護受給者の笹野容疑者の自宅で訪問診療したように偽り、福岡市から診療報酬24万290円をだまし取った疑いがある。2017年11月に開設したクリニックは訪問診療だけを行い、患者はすべて生活保護受給者だったという。

 県警は、生活保護受給者には医療費の自己負担がなく、自治体などが全額を医療機関などに支払う仕組みを悪用したとみている。