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 勝者が世界1位の称号も手に入れるテニス全豪オープンの決勝。現在の世界ランキングは、大坂なおみが4位で、ペトラ・クビトバの6位を上回るが、大坂が劣勢に耐える展開も予想される。

 大坂は準決勝までの6試合で、出場選手128人中最多となる50本のサービスエースを決めた。一方、ダブルフォールトは七つと打ち損じが少ない。サービスゲームをキープする確率は、81%と安定している。

 だが、21歳の大坂は「彼女が(優勝した)ウィンブルドンの決勝でプレーするのを見たことがある。とても偉大な選手なのでタフな戦いになる」と、7歳年上の左利きを警戒する。

 クビトバは、前哨戦のシドニー国際で優勝するなど、ツアー通算26勝。世界ランク2位になったこともあり、2011、14年のウィンブルドン選手権で優勝した実力者。大坂とは初対戦だ。

 力勝負では大坂に劣るものの、巧みで優れた攻撃を繰り広げる。今大会で、相手のサービスゲームをブレークした率は、出場選手トップの51%。一方、サービスゲームのキープ率も、大坂を上回る92%と、駆け引きがうまい。1セットも落とさず、決勝に進出した。

 大坂はここまで逆転勝ちを2度おさめ、接戦にも強さを発揮したが、先手を取られると苦戦は必至だ。アドバンテージは、直近の全米で、決勝特有の雰囲気を体験していること。試合巧者のクビトバに硬さも予想される序盤戦で、先手を取り、得意の「逃げ切り」パターンに持ち込みたい。

 大坂は第1セットを奪った試合に限れば、59連勝中。世界1位の称号を節目の「60連勝」で手にするのが理想的だ。(富山正浩)