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 「悲しい」「いったい何が」――。10歳の女児が自宅で命を落とし、父親が傷害容疑で25日、千葉県警野田署に逮捕された事件。虐待の可能性もあるとされ、学校や周辺住民らには衝撃が走った。家族4人が暮らすマンションの一室で何があったのか。

 「子どもの大切な命が失われたことが非常に悲しい」。亡くなった栗原心愛(みあ)さんが通っていた野田市立二ツ塚小学校の杉崎哲実校長(55)は肩を落とした。

 心愛さんは約1年前に市内の別の小学校から転校してきた。明るい性格だった。相手の目を見ながら満面の笑みで「おはようございます」「さようなら」と元気にあいさつすることができた。校内の「あいさつ名人」に任命されたほどだ。

 積極性もあった。4年生になった昨年4月から半年間、立候補してクラスの委員長を務めた。教室の移動時などに号令をかけては、クラスメートをまとめた。

 好きな教科は音楽。昨年11月にあった校内の音楽発表会では朝夕や授業中の練習に熱心に取り組み、担任には「金管部に入りたい」と話していた。

 学校によると、心愛さんの発育は平均的で、体に不審なあざなどは確認できなかったという。心愛さんへの傷害容疑で逮捕された父親の勇一郎容疑者(41)も、担任との面談時に心愛ちゃんの成長ぶりを喜んでいた。

 杉崎校長はこの日、心愛さんが亡くなったことを児童らに伝え、「命を大切にして、心愛さんの分も一日一日を大切にして頑張ってください」と呼びかけた。

 友人や近所の住民にも衝撃が走った。

 前の小学校で友人だった女児(10)は「死んだなんて信じられない。悲しいです」と言葉を絞り出した。心愛さんとは放課後に女児の家でよく遊んだ。いつもニコニコしていたが、「お父さんとけんかをした」と言うことが多く、心配していた。ただ、体罰を受けたことは否定したという。

 女児の母親は「玄関でちゃんと…

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