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 かねてから大きな議論を呼んでいた問題が、ギリシャ国会で25日、必要な票数をわずかに2票上回る小差で可決になった。隣国マケドニアの「北マケドニア」への国名変更で、マケドニアは今後、変更を国際機関などに通知する。長く対立してきた両国にとって、関係改善への大きな節目となるが、ギリシャとマケドニアの双方で国民に反発が残っている。

 マケドニアの国名変更は、ギリシャ政府は変更に合意済み。マケドニアの国内手続きも終わっていた。単に国名が変わるだけでなく、ギリシャが反対してきたマケドニアの欧州連合(EU)と北大西洋条約機構(NATO)への加盟手続きも進む見通しだ。

 可決を受けてギリシャのチプラス首相は「北マケドニアは、地域の安定と発展に向け努力するギリシャの味方になる」と述べた。EUのユンケル欧州委員長(首相に相当)は「和解の機会をつかんだ両国は地域に展望をもたらすだろう。重大な一歩を歓迎する」とする声明を発表した。

 「マケドニア」の名称は、アレクサンドロス大王で知られる古代ギリシャのマケドニア王国に由来する。北部に「マケドニア地方」を抱えるギリシャは1991年のマケドニア独立以来、国名使用に反対。EUやNATOへの加盟を阻んできた。

 ギリシャがマケドニアとの「歴…

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