【スライドショー】テニスの全豪オープンで優勝した大坂なおみ選手の戦いを振り返る
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(26日、テニス全豪オープン決勝)

 開始から約2時間半。マッチポイントで、大坂はサーブでクビトバのラケットをはじいた。全身の力が抜けたように、しゃがみ込んで歓喜に浸った。

 クビトバは今大会、1セットも失わずに勝ち上がってきた。大坂は、その守備力が高い相手から先手を取った。第1セットをタイブレークの末にものにした。

 大坂は、先行した試合に限るとめっぽう強い。約2年負けておらず、59連勝中。「必勝パターン」に入り、ストレート勝ちしそうな勢いだった。

 第2セットも5―3とリード。相手のサービスだった9ゲーム目は、40―0とし、3連続のマッチポイントを握った。

 だが、4大大会2勝目がちらついたのか。動きが硬くなった。クビトバは、今大会6試合で、サービスゲームのキープ率が、大坂を上回る92%と、駆け引きがうまい。そんな心の隙を見逃してくるはずもない。

 歯車の狂い始めた大坂から、クビトバは、ポイントを3連取。大坂はジュースの末にキープを許し、勢いを完全に失った。続くゲームでは逆にブレークを許して、セットカウント1―1と追いつかれた。

 つんざくような歓声を聞きたくないとばかりに、耳をふさいだ。ラケットをたたきつけて感情をあらわにした。

 第3セットに流れを再び取り戻したのは、トイレ休憩を挟んで以降。落ち着きを取り戻した。3ゲーム目で、ジュースからアドバンテージを奪い、バックハンドのウィナー(相手ラケットに触れさせないショット)を決めた。そのまま逃げ切った。

 4大大会2勝目を得意パターンの「60連勝」で飾った21歳。「チームのみんなに感謝している。決勝でプレーできて光栄に思う」とほっとしたように話した。(富山正浩)

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