[PR]

 防衛省は今春予定していた韓国・釜山への海上自衛隊の護衛艦「いずも」の派遣を見送る方向で検討に入った。防衛省幹部が明らかにした。韓国軍駆逐艦による海上自衛隊哨戒機への火器管制レーダーの照射問題などが相次ぎ、日韓関係が悪化。防衛交流にも影響が出始めた形だ。

 韓国では今春、東南アジア諸国連合(ASEAN)の拡大国防相会議(ADMMプラス)の事務レベル会合が予定されている。それに合わせて参加国が共同訓練を行い、釜山への「いずも」の入港も計画されていた。昨年10月にシンガポールで開かれたADMMプラスの際も、海自護衛艦「かが」が寄港していた。

 岩屋毅防衛相は26日、大分県別府市で記者団の質問に応じ、「いずも」の派遣について「どういう形で参画することが適切かよく検討したい」と述べた。防衛省幹部は「問題を増やさないためにも、今は韓国との接点を少なくしておいた方が良い」と語った。(古城博隆、藤原慎一)