「人間は空気とともに生きている。汚されたら死亡する。それを命ある限り伝えたい」。四日市公害訴訟の原告で、ただ一人存命だった三重県四日市市塩浜の野田之一(ゆきかず)さんが25日、87歳で亡くなった。70歳ごろから「一人でも多くの人に伝えたい」と精力的に語り部を行ってきた野田さんを、語り部仲間や関係者らがしのんだ。

 「野田さんがいなかったら、四日市公害の問題は大きくならなかった。闘う意思が強い人だった」。訴訟当時の1970年ごろ、訴訟や患者を支援する団体「四日市公害と戦う市民兵の会」の会員だった、伊藤三男さん(73)は振り返る。

 裁判時の野田さんは、伊藤さんにとって遠い存在だった。伊藤さんが退職してから距離が縮まり、車での送り迎えや、野田さんの家で雑談をするようになった。

 漁師気質で、親しみを覚える人…

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