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 テニス全豪オープンで大坂なおみ選手(21)が優勝したことを受け、北海道根室市に住む祖父の大坂鉄夫さん(74)が26日夜、根室市役所で記者会見した。鉄夫さんは「うれしくてコメントがない。いま興奮しています。安心できる勝ち方でなく、心配させる勝ち方で血圧が上がっています」と笑顔で語った。

 この日は午後6時半から、根室市役所で石垣雅敏市長や山本連治郎・根室商工会議所会頭らと一緒に試合のテレビ中継を観戦する予定だったが、自宅で中継を見始めると息をのむ試合展開で「(市役所に)行きたいけど(テレビの前から)動けない」。市長らとの約束をすっぽかすことになってしまった。

 鉄夫さんは「勝負ごとでしょ、取れるところで失った」と、あと1ポイントで優勝というところから巻き返された第2セットについて語った。試合展開が不安になったが、「ふてくされながらも良くやってくれた。誇りに思える勝ち方だった」と試合を振り返った。

 そして「えらいと思う。1人でコートの中で戦っている。めんこいのか、かわいそうなのか。涙しそうだったよ。つらいと思うね。なでてやりたいね」と孫を思いやった。

 なおみ選手の成長ぶりについて「よく報道の解説で『メンタルが弱い』と言われるが、20歳くらいでこういう仕事をするということは(メンタルは)強いと思う。よく戦っている」と答えた。世界ランキング1位が確定し「ここまで来たらあとは自然体でやってもらいたいですね」と話した。(神村正史)