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 線路と道路の両方を走れる「デュアル・モード・ビークル」(DMV)の世界初の営業運行を目指している第三セクター「阿佐海岸鉄道」(本社・徳島県海陽町)が28日、新造3車両の愛称とデザインを発表した。3月に披露される1号は「未来への波乗り」。2号「すだちの風」と3号「阿佐海岸維新」も順次完成する。

 3台の愛称とデザインを公募したところ219人から応募があり、選考で兵庫県明石市の谷彰太さん(34)の作品が残った。沿線と徳島、高知両県のイメージがバランス良く取り込まれていると評価されたという。1号「波乗り」は太平洋の青を基調に宍喰駅のマスコット「伊勢えび駅長」がサーフィンをするデザイン。2号「すだち」は緑を基調に徳島特産のスダチと県鳥のシラサギをあしらった。3号「維新」は赤を基調に、坂本龍馬と南国土佐の太陽を描いた。

 2020年の運行開始に向け、現在、高架の甲浦駅から地上に降りるスロープの建設や、道路上の運行ルートの検討などを進めているという。ただ、鉄道とバスの両方を運転できる人材の育成は難航している。昨年4月に候補者3人を採用したが2人が退社した。現職の運転士は日常業務があり、免許を取得する余裕がないという。同社は2人を追加で採用する方針。詳細は同鉄道のホームページ(http://asatetu.com/別ウインドウで開きます)。(福家司)