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 東日本大震災からまもなく8年。3月11日に山形市内で開かれる追悼行事に、東北文教大(山形市片谷地)のボランティア部が参加する。部員は三陸沿岸の被災地を定期的に訪れ支援活動に携わってきた。同大には小学校や幼稚園・保育園の先生を目指す学生が多い。記憶の風化が進む中、「先生の卵」たちはその経験を生かし、教え子の命を守る思いを新たにしている。

 1月25日。同大のホールで、ボランティア部の活動報告会があった。部長の湯沢真さん(32)が声を張り上げる。「3月11日は春休み中なので、できるだけ手を貸して」。集まった約50人に追悼行事への参加を呼びかけた。

 今年度の部員は136人。学生の3人に1人がメンバーだ。本格的に被災地支援に乗り出したのは2016年度から。部長の湯沢さんは米沢市出身で美容師だったが、震災を機に退社。津波で壊滅的な被害を受けた宮城県南三陸町に1年半住み込み、長期ボランティアを経験した。その後、全国の学校を講演して歩くうち、子どものころからの防災教育の必要性を感じ、小学校の教員になろうと入学したという。

 湯沢さんは自らの体験から「被…

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