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 農作業で糖尿病を改善できるか――。京都大が、所有する農場で実証研究を進めている。植物などを育てることは心理的な効果があるとされるが、体への効果はわかっていない。ただ、農作業は体をよく動かすだけでなく、運動が苦手な人でも継続して取り組める可能性がある。リハビリとして採り入れ始めた病院もあり、農業と医療を結ぶ動きが広がりつつある。

 京都府木津川市の京大付属農場。昨年10月、3人の糖尿病患者が集まった。みんな作業着姿だ。

 農場の指導員の手ほどきを受けながら、実の入ったさやを収穫する。さやがついているのは腰の高さほど。しゃがんでは立つ動作を繰り返しながら畝(うね)の間を歩き、30分ほどでかごいっぱいの大豆を集めた。

 参加した一人、京都市東山区の斉藤雅子さん(75)は「畑では『こんなに大きく育った』と、楽しみながら体を動かせる」と話した。

 これは、糖尿病患者を対象にした、京大の研究プログラム。週1回、60~70代の患者に集まってもらい、農作業で血糖値の改善がみられるか調べる。今年度は、大豆の栽培から収穫、豆腐づくりまでが一連のプログラムだ。

 糖尿病は運動や食事など生活習慣の改善が重要とされるが、習慣化はなかなか難しい。京大の池田香織・特定病院助教(糖尿病・内分泌・栄養内科)は「食生活などの管理を難しくするのはストレス。自然に運動でき、人とつながる農業は心身にいい影響があると思う」と説明する。活動量やストレスの指標の変化、生活習慣の改善の程度なども検証するという。

 田無病院(東京都西東京市)は…

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