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 「牡丹(ぼたん)寺」として知られる愛媛県四国中央市土居町蕪崎の五智院で29日、文化財防火デーにちなんだ防火訓練があった。近くの住民ら約50人が参加し、バケツリレーや消火器による初期消火の手順を確認した。

 訓練は「境内の護摩堂付近から出火した」との想定で始まった。参加者らが煙を上げる発煙筒に向かってバケツリレーで水をかけて消火するかたわら、豊嶋道弘住職が本堂からケースに入った市指定文化財の「涅槃図(ねはんず)」を運び出した。

 通報で到着した市消防本部の隊員らは、山門前から消防車のホースを伸ばして放水した。この後、消防本部員が参加者に消火器の正しい使用法を講習した。

 訓練に参加した豊嶋住職は「屋根裏にすみついたネズミやハクビシンなどの小動物が配線カバーを食いちぎってショートしないか心配。駆除をしっかりしないと」と話していた。(矢野裕一)