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 1月24日昼、日中の気温が零下のブリュッセルが熱気に包まれていた。学校のある平日にもかかわらず、高校生を中心に3万5千人以上がデモに繰り出した。テーマは地球温暖化だ。欧州連合(EU)本部周辺の道路を埋め尽くし、「自分たちの未来と地球を守ろう」と訴えた。

 スウェーデンの高校生が温暖化対策の不十分さを訴えて始めた学校ストライキがベルギーに波及し、1月10日から毎週木曜にデモが実施されている。驚いたのは、学校から許可を得ている生徒が少なくないことだ。クレメンティーンさん(16)もその一人。「デモや学校の欠席だけで政府の行動を変えるのは難しいことはわかっている。でも、若者も重大な問題に関心があることを示したい」と話す。

 ブリュッセル近郊のマーティン第5高校では、高校2、3年生にあたる生徒の7割以上が参加した。デジュムプ校長は「学校では持続可能な開発に関する活動もしている。デモ参加を支持するのは、それに矛盾しないようにするため」。ベルギーでは日常的に様々なデモを目にする。その理由が少しわかった気がした。(津阪直樹)

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