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 日本統治下の朝鮮半島から女子勤労挺身(ていしん)隊員として動員され、機械メーカー・不二越の軍需工場で働かされた韓国人女性5人が損害賠償を求めた訴訟の控訴審で、ソウル高裁は30日、同社の控訴を棄却し、同社に対してそれぞれ1億ウォン(約1千万円)を原告に支払うよう命じた。

 原告は全羅北道出身の金玉順さん(89)ら当時12~15歳の女性たち。判決資料などによると、金さんは小学校(当時の国民学校)6年のとき担任教員から「クラスの女生徒約60人のうち50人が日本に行かねばならない」と告げられ、くじ引きで挺身隊員にされた。工場では弾丸をつくる危険な労働に長時間従事させられ、食事も十分でなく、給料も受け取れなかった。

 原告5人のうち2人は、担任教員に「日本の工場に行けば勉強させてもらえる」と勧められて挺身隊員に志願したが、裁判所は「日本側の懐柔と、うその中での志願だ」と認定。本人の意思に反した強制連行との差はないとして、同社に同額の賠償を命じた。

 法廷で判決を聞いた金さんは記者団に「天に昇るような気持ち。早く(解決)してほしい」と語った。

 不二越をめぐっては、今年になってソウル高裁などが遺族を含めた原告計28人にそれぞれ1人当たり最高で1億ウォン(約1千万円)の支払いを命じた。不二越で働いた元女子勤労挺身隊員と遺族は3次にわたり韓国の裁判所に同社への損害賠償訴訟を起こしたが、今回の判決で同社はすべて控訴審で敗訴した。

 韓国の大法院(最高裁)は昨年…

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