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 タイの首都バンコク周辺の大気汚染が深刻化するなか、バンコク都のアサウィン知事は30日、都が管理する公立学校437校を同日正午から2月1日まで閉鎖するよう指示した。プラユット暫定首相も30日、教育省の管理下にある都内の公立校、私立校、職業学校などを31日から2月1日まで閉鎖するよう命じた。

 バンコク周辺では、工場などのばい煙や自動車の排ガスなどが主な発生源となる微小粒子状物質(PM2・5)の濃度が、世界保健機関(WHO)の環境基準を大幅に超える日が続いている。乾期に入り、雨が少なくなったことなどが影響しているとみられる。

 タイ政府は飛行機から薬剤をまいて人工的に雨を降らせたり、地上からの放水も実施したりするなど対策に追われているが、思うような効果は出ていない。街にはマスク姿の人が増え続けている。(バンコク=貝瀬秋彦)