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 連歌発祥の地とされる甲府市の「酒折宮(さかおりのみや)」にちなんだ第20回酒折連歌賞(山梨学院大など主催、朝日新聞社など後援)の受賞者が決まり、大賞に神奈川県小田原市の村岡純子さん(55)が選ばれた。山梨県内からは韮崎高校1年の板山優汰さん(15)が2位の県知事賞に輝いた。

 連歌は和歌の上の句と下の句を詠み重ねる歌遊び。酒折宮でヤマトタケルノミコトが「四・七・七」の片歌で問うと、老人が「五・七・七」の片歌で返したという古事記の逸話が発祥とされる。酒折連歌賞は出題された「五・七・七」の「問いの片歌」5句から一つを選び、「五・七・七」の「答えの片歌」をつくる。今回は4万5858句が寄せられ、笛吹市出身の直木賞作家、辻村深月さんらが選考委員を務めた。

 大賞の村岡さんは、問いの片歌「コーヒーか紅茶かそれとも海を見にゆく?」に、「三択があればよかったハムレットにも」と答えた。選考委員で歌人の三枝昂之さんは、「『生きるか、死ぬか、それが問題だ』。名言の多いハムレットのこのセリフに『もう一択あれば』と返す。想定外で斬新、日常的な問いの片歌を人生の深淵(しんえん)に包んだ」と高く評価した。

 県知事賞の板山さんは、「晴れ…

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