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 東京都杉並区の肺がん検診で見落としが相次いだ問題を受け、田中良区長は31日、医師の研修や、医療機関の一次判定後に区医師会がすべてのX線画像を二次判定するなどの再発防止策を明らかにした。再発防止策を整えるための区の関連経費約1200万円を新年度予算案に計上した。

 区内では年間約2万5千人が同検診を受ける。これまでは医療機関が一次判定した後、二次判定は区医師会と医療機関が半数ずつやっていた。新年度からは一次と二次の判定を同一機関がやらないように、二次判定はすべて区医師会が担う仕組みに変える。

 この検診では、40代の女性ががんの疑いを見落とされ、昨年6月に死亡。同じ医療機関で判定した人を再調査したところ、新たに2人ががん、3人ががんの疑いと診断された。この医療機関からは新年度は検診を担当しないと区に連絡があったという。

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http://www.asahi.com/apital/medicalnews/focus/(青木美希)