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 防衛大学校(神奈川県横須賀市)の上級生らから暴行や嫌がらせを受けたとして、福岡県内の男性(24)が、在学時に学生だった8人と国に計約3700万円の損害賠償を求めた訴訟のうち、元学生を相手取った訴訟の判決が5日、福岡地裁で言い渡される。判決を前に男性が取材に応じた。

 訴状によると、男性は2013年4月の入学以降、上級生らに顔を殴られたり、アルコールを吹きかけられ火をつけられたりする暴行を受けた。体調を崩して帰郷した後には、遺影のように加工した写真を「LINE」に流された。「重度ストレス反応」と診断され、15年3月に退学した。

 男性によると、自衛官を志望したのは、中学時代に豪雨災害に遭った際、避難先の公民館に自衛隊が毛布を持ってきてくれたことがきっかけだった。「自分も困っている人を助けたいと思った」。受験勉強だけではなく、走り込みで体力も鍛え、防衛大に入った。

 しかし、入学後、内情にショックを受けた。「上級生のいびりはすごかった。暴力は日常的だった」

 「アイロンがけしたシャツに筋…

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