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 2日、東京・国技館で行われた大相撲の元幕内貴ノ岩(28)の断髪式。一昨年秋に起きた傷害事件の加害者である元横綱日馬富士のほか、事件現場に居合わせた白鵬、鶴竜の両横綱らも出席した。一方、長く師匠だった元貴乃花親方(元横綱)は姿を見せなかった。

 白鵬を巡っては、2017年10月、鳥取市内のラウンジで元貴ノ岩に説教したことが結果的に事件の引き金になった、と日本相撲協会の危機管理委員会から認定された。この日、元貴ノ岩のマゲにはさみを入れると、白鵬は肩にそっと両手を置いた。「触ってあげたからね。それが物語っている。言葉はいらないんじゃないかな」

 事件を止められなかったとして、白鵬と同じく減給処分を受けた鶴竜。同郷の後輩が暴力で角界を去ったことに「それだけ責任ある位置にいた。良い勉強になったのではないか。第二の人生を頑張ってほしい」。

 止めばさみを入れたのは、消滅した元貴乃花部屋の力士らを受け入れた千賀ノ浦親方(元小結隆三杉)だ。「(元貴乃花親方から元貴ノ岩に)言葉はいただいていません。(移籍の際に言われた)『弟子のことをよろしくお願いします』に、全部入っているんだと思いますけど」と話した。