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 静岡県川根本町出身でボクシング日本女子フライ級初代チャンピオンの池本夢実(ゆめみ)選手(22)による凱旋(がいせん)試合が10日、同町の本川根B&G海洋センターで開催される。地域や所属ジムの後押しもあり、人口約7千人の小さな町で東洋太平洋ランカーとの対戦が実現した。「地元の子どもやお年寄りの希望となれる試合を」。そんな思いとともに、戦いのリングに上がる。

 バンバン、ババン――。1日、沖縄県宜野湾市。住宅街にあるアパートの1階から、乾いたミット音が響く。世界王者を含む多くのプロを生んだ「琉球ボクシングジム」。故郷での試合を9日後に控え、池本選手が力のこもったパンチを何度も繰り出していた。

 池本選手は川根本町の山あいで育ち、幼少期は川や山を走り回って遊んだ。兄に憧れて5歳で始めた空手では全国3位に。ボクシングとの出会いはへき地研究をしようと進んだ琉球大1年生の時。競技が盛んな沖縄で琉球ジムの門をたたいた。「自分の手だけで戦う姿が昔から好きだった」

 同ジムに所属する高校生以上の…

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