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 身長196センチ、体重133キロ。ロッテの新外国人・バルガスが自慢のパワーで首脳陣やチームメートの度肝を抜いている。両打ちで、「僕はホームランを打つために日本にやってきた」と公言。3日の打撃練習では、右でも左でも軽々とスタンドへ。逆風もお構いなしだ。その飛距離に新人の藤原は「あんな打球見たことない。えぐすぎる」と目を丸くし、並んで打っていたレアードも苦笑いを浮かべた。

 プエルトリコ出身で、昨季セ・リーグで本塁打王を獲得したDeNAのソトとは幼なじみだ。2017年まで大リーグ・ツインズでプレーし、4年間で計35本塁打を放った。「ボールの下をたたいて、いつも大きな飛球を狙っているんだ。低い打球はファンもおもしろくないだろ?」。とにかく打撃が好きで、移動中もバットを手放さない。全体練習が終わってからもマシンを相手に30分以上打ち込んだ。

 幼少期から大柄だったと思いきや、「昔はクラスで真ん中くらいだった」。16歳のころは身長177センチ。それが20歳を迎えたころに一気に成長した。いまでは靴のサイズは31センチ、ベンチプレスは140キロを軽々と持ち上げる。丸太のような腕にはタトゥーを入れ、髪は金髪だ。

 ソトには2日の練習後に電話して、日本投手の特徴を聞くなど勉強熱心な一面ものぞかせる。すしが好きで、なかでもマグロが好物という28歳。この日は節分の豆まきにも挑戦し、日本の文化にも触れた。今季の意気込みを聞くと、「ガンバルガス!」。日本語でだじゃれを披露し、高らかに笑った。

 ロッテは昨季、貧打に泣いて5位に終わった。チーム本塁打は78本で、リーグで唯一、3桁に届かなかった。それだけに井口監督の期待も大きく、「すでにすごく振れている。うちのチームに足りない長打力を補ってほしい」と話す。=石垣(山口裕起)