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 南城市玉城にある奥武島は漁業が盛んだ。戦前からウミンチュ(漁業者)たちは、沖合でサバ(サメ)を取るフカアッチャー(沖合漁)や沿岸の小魚を捕るイノーアッチャー(近海漁)で生計を立ててきた。奥武島の漁業の移り変わりや漁業に関する奥武独特の言葉について話を聞いた。(南部報道部・知念豊)

 昨年ウミンチュを引退した嶺井藤一さん(88)は1946年に中学校卒業後、父の船に乗り、ウミンチュとして歩み始めた。当時父が乗っていた船は、米軍が払い下げた小さなエンジンを取り付けたサバニ。「サバクヮーシガ、イチュンドー」(サメを捕りに行くぞ)のかけ声の下、30隻から40隻の船団が大東島方面に145キロほどの距離にある漁場で「サバアッチャー」(サメ漁)をした。

 港に戻って水揚げしたサバは「サバヌハニー」(フカヒレ)として売ったり「ソージル」(干物)を、砂糖じょうゆの煮付けにして食べたという。島では久高島のウミンチュもサバを水揚げしていたという。藤一さんによると、サバの油は船を長持ちさせる効果があり、サバニに塗って使うなど重用していたという。

 だが、51年5月8日の夜、サ…

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