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 新進気鋭のピアニストとして期待されながら、病魔に襲われて突然指が動かなくなった。そんな男性が約20年をへて、本格的な演奏をCDに収めるまでに回復した。特効薬のない病気に向き合いながら、音楽活動を続けている。

 「職業を変えた方がいいかもしれない」。神奈川県の倉本卓さん(43)は22歳だった1998年、師事していたピアニストに告げられた。留学中のオーストリア・ウィーンの病院で、「ジストニア」と診断された。

 左手の指でピアノの鍵盤を押した後、意思に反して指が上がらない。異常が生じるのは演奏時だけだが、「すべてが終わった」と絶望に包まれた。

 6歳でピアノを始め、15歳で全日本学生音楽コンクールの中学生の部全国大会で1位に。ウィーン国立音楽大学に留学し、97年にはABC新人コンサートで最優秀賞を受賞。本格的に演奏活動を始めようとした矢先だった。

 あきらめきれず、帰国後、大学…

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