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 近畿大学(大阪府東大阪市)の男子学生がサークルの飲み会後に急死したのは、同席した学生らが適切な処置をしなかったためとして、遺族が学生ら6人を告訴したことがわかった。大阪府警は告訴を受理し、保護責任者遺棄致死容疑で捜査を始めた。

 死亡したのは、経済学部2年だった登森(ともり)勇斗(はやと)さん(当時20)。捜査関係者によると、登森さんは2017年12月11日夜、所属するテニスサークルの飲み会に参加。1時間ほどでビールやウォッカ約20杯を一気飲みして泥酔。意識を失ったまま翌日亡くなった。司法解剖の結果、吐いたものがのどに詰まったことによる窒息死だったという。

 飲み会には計11人が参加していたが、午後9時半ごろに介抱のため当時の2年生5人が呼ばれた。登森さんは異常ないびきをかいていたため、5人は急性アルコール中毒を疑い3年生に相談。しかし救急車は呼ばれず、登森さんは別の学生宅に運ばれた。この学生が翌朝、登森さんが呼吸をしていないのに気づき、119番通報した。

 遺族は介抱した5人と、相談を受けた3年生の計6人を告訴。父親の正二さん(50)は取材に「何が起きたのか、どうして息子が亡くなったのかを知りたい」と話した。正二さんによると、亡くなった直後の週末には大阪市内のライブに一緒に出かける予定だった。「息子は成人式を楽しみにしていた。無念でならない」と話した。