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 岐阜県高山市の介護老人保健施設「それいゆ」で2017年7月末~8月中旬、入所していた高齢者5人が相次いで死傷した事件で、岐阜県警は3日、5人のうち女性1人にけがをさせたとして元職員の小鳥(おどり)剛容疑者(33)=名古屋市南区戸部下1丁目=を傷害容疑で逮捕し、発表した。県警は小鳥容疑者の認否を明らかにしていない。

 捜査1課によると、小鳥容疑者は17年8月15日午後2時10分ごろ、入所者の女性(当時91)に暴行を加え、両肋骨(ろっこつ)骨折など2カ月の重傷を負わせた疑いがある。

 巡回中の職員が同日、女性の胸にあざがあるのを見つけて病院に搬送した。女性は約1カ月後に退院して別の介護施設に移ったが、その後体調を崩し、10月3日に老衰で死亡した。小鳥容疑者は女性がけがをした当日、この女性の介護を担当していた。

 小鳥容疑者は17年8月に自宅前で朝日新聞などの取材に応じ、「やっていないです」と5人の死傷への関与を否定していた。

 「それいゆ」をめぐっては、17年7月31日~8月中旬、男女5人が骨が折れるけがなどをし、うち3人が相次いで死亡した。小鳥容疑者はいずれの入所者の介護にも関わっていたという。女性4人は、いずれも認知症専門棟2階の別々の4人部屋に入っていた。県警は、他の入所者の死傷事件についても、小鳥容疑者の関与を調べる方針。

 県などによると、「それいゆ」は1997年8月に設立、定員は100人。

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