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 栃木、群馬、埼玉、茨城の4県境にあり、猛禽(もうきん)類の越冬地になっている渡良瀬遊水地で3日、日中にどれだけの種類と羽数がいるかを調べる「渡良瀬遊水地ワシタカカウント」調査が行われた。遊水地の冬のシンボルとされる絶滅危惧種のチュウヒなど9種類が確認された。日本野鳥の会栃木県支部の主催。

 毎年、冬鳥が多いこの時期に行っている。28回目の今回は風が弱く穏やかで、野鳥愛好家の家族連れなども含む36人が参加した。約3300ヘクタールの遊水地内の9カ所から、飛んだり木に止まったりしている猛禽類を、トランシーバーで情報交換しながら記録した。

 遊水地の代表的な3種類ではチュウヒが4羽(昨年5羽)、ノスリ10羽(同14羽)、トビ25羽(同36羽)だった。羽の色が美しくカメラマンに人気のハイイロチュウヒや、ミサゴなども観察された。内田裕之支部長は「昨年も9種類で、多くのワシタカ類が安定して越冬地として利用している」と評価した。(平井隆昭)