福島)飯舘の記憶を自分史で 福島大の学生が聞き取り
深津弘
飯舘村のお年寄りの人生を福島大の学生が聞き書きした本「飯舘村に生きて 20人の足跡」が完成し、4日に贈呈式があった。
お年寄りの心に息づくふるさとの姿や伝えたい経験を記録に残すことにより、村民一人ひとりの心の復興につなげたいとして村が企画。この「自分史づくりプロジェクト」に賛同した70歳以上の20人を対象に昨年秋、大黒太郎准教授のゼミ生36人がインタビューして本にまとめた。
贈呈式では5人のお年寄りが出席し、できたばかりの本を学生から受け取った佐藤京子さん(83)は「感謝の言葉を忘れずに生きてほしい、ということを伝えたいと思った。私たちの飯舘での生き様を後世に残すことができればうれしい」とあいさつした。
500冊発行し、本人に渡す…
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