松山紫乃 中沢絢乃、松本江里加
「暴力を止めてほしかった」――。千葉県野田市のマンションで小学4年の栗原心愛(みあ)さん(10)が死亡した事件で、父親の勇一郎容疑者(41)の共犯として母親のなぎさ容疑者(31)が傷害の疑いで県警に4日逮捕された。野田市で、沖縄県糸満市で、家族を知る人たちは衝撃を受け、言葉を失った。
心愛さんが死亡したマンションの自宅前には事件直後から献花が絶えない。
心愛さんと同じフロアに住む男性(51)は事件が発覚した翌日に妻と花を置いた。泣き声や怒鳴り声を聞いたことは一度もない。すれ違いざまにあいさつをする勇一郎容疑者に好感を持っていたほどだ。
いまは心愛さんが死亡した部屋…
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朝日新聞社会部