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 現代美術家として国内外で活躍し、近年は演劇プロジェクトにも取り組むやなぎみわさん。高松市美術館で始まり、全国5会場を巡回する約10年ぶりの個展では、マシンによる舞台上演にも挑戦している。その新たな試みについてや、今後の創作活動について聞いた。

――今展に出展している、4台のマシンが演劇をくり広げる「神話機械」。着想のきっかけは。

 機械上演に憧れがあったんです。舞台演出をやり始めたときに一番興味深かったのが「再演」ということで。再演って、美術にはないもの。モノ(作品)はもうできているので。

 俳優が同じセリフで、同じ時間の刻みをずっと繰り返す。それが毎日、安全に、トラブルのないように繰り返されていく。その再現性がすごく面白いと思いました。なんて機械的なんだろうと。それで一度、機械での上演をやりたかったんです。

 ただ、機械もなかなか不調が多い。安定して、工場のようになるのはまだ先ですね。

1967年神戸市生まれ。90年代半ばから、若い女性をモチーフにCGや特殊メイクを駆使した写真作品を発表。2009年のベネチア・ビエンナーレでは日本館代表を務めた。10年からは演劇プロジェクトに取り組んでいる。

――マシンたちは全て自動で動いている?

 そうです。スイッチを入れたら、全部が勝手に、それぞれの時間軸で動く状態です。音にセンサーが反応して振動するものもあります。もっとマシンが増えたら面白いなとは思うんですけど。大変ですが(苦笑)

 サブマシンたちは、それぞれの場所からは動かず、照らされる側、俳優側です。その間を動き回るメインマシンは、照らしていく側。演劇でいえば、照明や音響を担当しています。メインマシンが照らすことによって、いろんな演出がかけられて、悲劇にも喜劇にも見える、という試みです。

 舞台が永久機関のように、ずっ…

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