拡大する写真・図版 神職が、たいまつの明かりを頼りにワカメを刈り取った=2019年2月5日午前3時、北九州市門司区の和布刈神社、金子淳撮影

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 関門海峡のワカメを神前に供える和布刈(めかり)神事が5日未明、北九州市門司区の和布刈神社であった。航海の安全と豊漁を祈って続く伝統行事で、旧暦の元日に行われる。

 干潮が近づく午前3時前、たいまつの明かりを頼りに、鎌と手おけを持った神職が、関門橋の下の海へ入り、ひざ下までつかりながら、福を招くといわれるワカメを刈り取り、神前に供えた。

 また、山口県下関市の住吉神社では、人々の幸せを祈る「和布刈(めかり)祭」があった。同神社によると、約1800年前、神功皇后が壇ノ浦のワカメを刈り取らせて供えたのが始まりとされる。

 食べると幸運がもたらされるという「開運わかめ」(1袋200円)を買い求める参拝客が訪れ、境内は早朝からにぎわった。(金子淳、白石昌幸)