群馬)八ツ場ダム予定地から 桜1本 フラワーパークへ

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寺沢尚晃
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 群馬県長野原町で国が進める八ツ場(やんば)ダム建設に伴い、1本の桜の木が5日、前橋市柏倉町の「カネコ種苗ぐんまフラワーパーク」に移植された。移植を手がけた県樹木診断協会(石橋照夫会長)が、地元幼稚園児らを招き、見学会を開いた。

 桜は、町立東中学校で育ったソメイヨシノ。ダム建設のために中学校は高台に移転し、跡地に残されていた。残った8本すべてを移植できないか検討されたが、7本は伐採され、費用面から1本のみの移植となった。

 桜は高さ8メートル、重さ14トン。クレーンを使ってフラワーパークの正面ゲート近くに立ち上げた後、園児らが根本に樹木活性剤をまいた。

 協会の石橋会長は「元気な状…

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