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 愛知県は、白血病患者らへの骨髄移植を後押しするため、骨髄提供者(ドナー)の入院にかかる費用などを助成する制度を創設する方針を固めた。県の新年度当初予算案に事業費約700万円を盛り込む。

 県内在住のドナーが対象で、骨髄提供に向けた健康診断や、骨髄採取のための入院に対し、1日2万円を助成する。骨髄提供がしやすい環境を整えるため、ドナーの勤務先にも1日1万円を助成する方針。

 県によると、昨年12月末時点の県内のドナー登録者は2万226人。ドナーは、医療機関への通院や入院が7~10日程度必要で、「仕事で時間が取れない」などの理由で辞退する人もいる。適合するドナーが見つかっても、移植までの間に病状が悪化して移植できなくなる患者もおり、約6割しか移植ができていないという。

 助成事業は県と市町村が担い、県内54市町村のうち40以上が加わる意向を示しているという。公益財団法人「日本骨髄バンク」(東京)によると、同様の制度は2011年に新潟県加茂市が始めたのをきっかけに、全国各地に広がっている。

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http://www.asahi.com/apital/medicalnews/focus/(北上田剛)