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 明治憲法発布直後に憲法のあり方を批判した人物が兵庫県の淡路島にいた。現在の南あわじ市の自由民権運動家、島田邦二郎(1856~1938)。自由、人権を重んじ、女性参政権や地方分権まで唱えた。改憲の是非が問われる政治情勢を背景に、今に通じる島田の文書を解説した本が出版された。

 島田の文書は「立憲政体改革之(の)急務」。2冊にとじられた墨書きの約5万1千字で、緒言(前書き)と10章からなる。解説本の執筆者の一人、関西学院大の高島千代教授(日本近代政治史)によると、1889年2月の明治憲法発布以降、91年3月の第1回帝国議会閉会前後までの間に書かれたとみられる。

 最大の特徴は、人は生まれながらに自由で平等な権利を持つという天賦人権論に立ち、「人民の自由と権利を守り発展させること」が国家の存在理由とした点にある。「臣民」の権利や自由を「法律の範囲内」に制限した明治憲法とは大きく異なる。

 「国ノ元素ハ人民」「人民ナク…

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