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 国の重要無形民俗文化財に指定されている北上市と奥州市の「鬼剣舞」の特別公演が3月10日、北上市和賀町岩崎の市立鬼の館で開かれる。全国の民俗芸能と共にユネスコ(国連教育科学文化機関)の無形文化遺産の登録をめざす活動をアピールする。

 出演するのは1993年に「鬼剣舞」として国の重要無形民俗文化財登録された北上市の岩崎鬼剣舞と滑田鬼剣舞、奥州市の朴ノ木沢念仏剣舞と川西大念仏剣舞の4保存会。午後1時半の開演で、各団体がそれぞれ1~2演目を披露する。

 「鬼剣舞」をはじめ、念仏踊りなど仮装などをして集団でうたい踊る民俗芸能を、グループとして無形文化遺産に登録しようと、全国の33団体などが集まり「全国民俗芸能『風流』保存・振興連合会」が発足した。今回の特別公演はこれを記念して開かれる。

 特別公演は無料。問い合わせは北上市教育委員会文化財課(0197・65・0098)へ。(溝口太郎)

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 奥州市も無形文化遺産登録への機運を高めようと、市内で北上市の2剣舞を含めた公演を開く方針で、日程などを検討している。奥州市の小沢昌記市長は「子どもたちや地域での伝承に大きな力になる」とし「市としてもできるだけ協力していきたい」と話している。最短で2022年の登録をめざす。(泉賢司)